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季節パッケージ

SEASONAL PACKAGE

季節パッケージが販促効果をもたらす理由とは?
シーズンごとのモチーフ例を紹介!

季節パッケージ

「春は桜」、「夏は花火」など、季節を取り入れたパッケージを見かける機会が増えました。こうしたシーズナルなパッケージは、売り場で積極的に陳列され、販促効果につながります。今回は、季節パッケージが売れる理由や、作る際に気をつけたいポイント、実際にパッケージ開発を行う際の参考にできる、季節ごとのモチーフ例を紹介します。

季節パッケージが売れる5つの理由

季節パッケージを作る大きな目的としてあげられるのが「販促効果」です。ではなぜ、パッケージに季節感を取り入れることで商品が売れるのか。その背景には以下のような理由が存在します。

  • ①イベントニーズを喚起する
  • ②トライアルのきっかけになる
  • ③ギフト・手土産需要がある
  • ④コミュニケーションツールとして使われる
  • ⑤親しみを感じられる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1イベントニーズを喚起する

ひな祭りやこどもの日、ハロウィーンなどの催事を楽しむ家庭が一般化しています。ホームパーティのニーズから、イベントを喚起する季節限定のパッケージは人気です。また、小売店では、催事ごとに限定パッケージを集めたコーナーが作られることも多く、他の商品との「ついで買い」ニーズも高まります。

2トライアルのきっかけになる

普段は「知っているけれど買わない」という商品も、パッケージが変わることで「買ってみよう」と考える人が増えます。季節限定パッケージは季節やイベントごとに展開できるため、こうしたトライアル喚起のタイミングも増えるでしょう。

3ギフト・手土産需要がある

ちょっとしたギフトや手土産に、季節感のあるものを選ぶ人は多いのではないでしょうか?定番のお菓子やビールなど、「アタリハズレがない手土産」においては、パッケージで季節感や特別感が演出されていることで、贈る人の気遣いを表現できます。

4コミュニケーションツールになる

母の日仕様のパッケージや、合格祈願パッケージなど、家族や身近な人に渡したくなる季節パッケージの企画も増えています。また、定番商品のいつもと違うパッケージは、SNSで紹介したくなる人も多いでしょう。リアルでもネットでも、季節パッケージをきっかけにしたコミュニケーションが生まれます。

5親しみを感じられる

日本人にとって、四季やシーズナルなイベントはとても身近なものです。季節に合わせて商品パッケージを変えることで、これまで以上に商品が暮らしに密着した存在に感じられるでしょう。

季節パッケージのポイント

消費者が思わず手に取りたくなるような魅力的な季節パッケージを開発するには、以下のようなポイントを押さえる必要があります。

1

コピーも季節感を意識する

「ハッピーバレンタイン♡」や、「トリック・オア・トリート!」など、その季節だけの特別感や限定感を短いコピーで表現することで、デザインの世界感が深まり、消費者がシーン喚起しやすくなります。

2

わかりやすいモチーフを使う

パッケージにおいて大切なのは、一瞬で選ばれるための「わかりやすさ」です。春は桜の花、冬はサンタクロースなど、季節やイベントをイメージした時に誰もが思い浮かぶ定番のモチーフを使用しましょう。

3

配色で季節をイメージさせる

わかりやすさの観点からも、パッケージの配色を変更するのはおすすめです。ハロウィーンであればオレンジと黒、クリスマスであれば赤と緑をパッケージに取り入れるだけで、ひと目でシーズンらしさが伝わるパッケージになるでしょう。

季節パッケージの注意点

魅力的な季節パッケージは販促効果が期待できるものの、以下のような点には注意が必要です。

1

長期的に使用できない

当然のことながら、季節や催事が過ぎてしまうと季節パッケージは棚落ちし、売り場は通常商品に戻されてしまいます。できるだけ長く使える季節パッケージを作りたいのであれば、「クリスマス」などの催事に限定するよりも「ウィンターパッケージ」など、季節感にフォーカスするのがおすすめです。

2

ブランドイメージを壊さない

大人の女性に向けた商品なのに「こどもの日パッケージ」、「くつろぎタイム」をコンセプトにしているのに「アウトドアパッケージ」など、本来のターゲットやコンセプトと相性の悪いテーマを選んでしまうと、それまで築いてきたブランドイメージに影響します。最悪の場合は固定客が離れてしまうこともあるため、テーマは慎重に選択しましょう。

3

差別化しにくい

季節パッケージは定番モチーフを使ったほうがアイキャッチ効果を得られやすいため、他社やライバル企業の商品とモチーフが被ることも多く、売り場で差別化しにくい点がデメリットと言えます。ブランドらしさと季節感をうまく融合し、自社らしい魅力が詰まった季節パッケージで差別化しましょう。

季節パッケージにおすすめのモチーフ&配色

本章では、季節パッケージにおけるおすすめのテーマと、テーマごとの代表的なモチーフを紹介します。

1月 お正月(1日〜7日):鏡餅・干支・おせち
成人の日(第2月曜日):着物
2月 節分:鬼・豆・恵方巻き
バレンタイン(14日):チョコレート・ハート・赤いバラ
3月 ひなまつり(3日):桃の花・おひなさま
ホワイトデー(14日):スイーツ
イースター(31日):イースターエッグ・うさぎ
卒業式:卒業証書・花束
4月 入学:ランドセル・桜
遠足:リュック・おにぎり
お花見:桜・3色団子
5月 こどもの日(5日):こいのぼり・かぶと・かしわ餅
母の日(12日):カーネーション・赤
6月 父の日(16日):バラ・黄色
入梅:あじさい・かたつむり
7月 七夕(7日):短冊・笹・織姫と彦星・星座
海の日(第3月曜日):海・浮き輪・水着
8月 夏祭り:かき氷・屋台・はっぴ
夏休み:朝顔・アイス
花火大会:花火・浴衣
9月 敬老の日(第3月曜日):お年寄り
お月見:満月とうさぎ・お月見団子・すすき
10月 ハロウィン(31日):ジャックオーランタン・魔女・モンスター
運動会:体操着・リレー・ガーランド
紅葉狩り:もみじ
11月 七五三(15日):着物・千歳飴
12月 クリスマス(24日・25日):クリスマスツリー・サンタクロース・トナカイ
大晦日(31日):年越しそば・こたつ・みかん

【まとめ】季節パッケージでは、ブランド担保や差別化も重要!

パッケージデザインに季節感を取り入れることで、イベント需要の喚起やトライアル促進などの販促効果が期待できます。

季節パッケージを作成する際は、デザインだけでなくコピーや配色でも季節感をアピールし、消費者にひと目で伝わるモチーフを使うと良いでしょう。ただし、やみくもに季節感を付加するのではなく、商品の世界観やコンセプトを壊さないデザインにまとめることが大切です。ブランドイメージを担保することで固定客離れを防ぐと同時に、他社の季節パッケージに埋もれることなく差別化できるでしょう。

パッケージパートナーでは、パッケージのコンセプト設計、デザインから印刷入稿、季節パッケージのご提案まで、パッケージに関するサービスをワンストップでご提供いたします。季節パッケージの開発に悩む商品開発担当者の方は、お気軽にお問い合わせください。

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